携帯電話マナー
携帯電話の基本マナー
世界中で普及している携帯電話ですが、国ごとに使い方やマナーは違うようです。日本のビジネスシーンで
の使用に関しても注意する点があります。そのためにまず、ビジネスマンに必要な基本的な携帯電話の機能
やサービスは把握する必要があります。留守番電話サービスや転送サービス、音等を消去できるマナーモー
ドやバイブレーター機能、ディスプレイ点滅機能などを、時と場所に応じて使い分けることが大切です。
社内会議中や打合せ時
話の最中にいきなり携帯電話が鳴り出したら、社内でも周囲はあまりいい気持ちはしません。予期せぬ話の中断も失礼ですので、大事な話に入る前に留守番電話などの設定を心がけましょう。
訪問先や来客中・商談中
原則として電源は切るか、急用が入る場合は留守番電話を設定しておきましょう。相手との交渉に専念しているという姿勢が大切です。
電車内や公共の場所
マナーモードに設定し、速く出るのは当然ですが「今、電車の中ですから後ほどでかけ直します」と手短に伝え、相手がお客様でも話し込むのは止めましょう。また、心臓ペースメーカー等の医療用電子機器を使用している人が乗っている可能性があるので、優先席付近では電源をオフにします。新幹線では指定の場所でかける決まりになっています。
レストランやホテルのロビーなどの静かな場所やあらゆる公共の施設では、着信音や電話の話し声は気に
なるものです。着信音が鳴らないマナーモードに設定し、会話は最小限に停めるのがマナーです。
留守録はまめにチェック
ビジネスにおいては、会社に戻るまで待てない急ぎの用事がある人が、携帯電話にかけてくる場合があります。電源を切っておいたあとは、メッセージが入っていないか、留守録をこまめにチェックし対応しましょう。
相手の携帯にかける時
どこでも受けれる携帯電話だけに出れても、ゆっくり話せる状況でないことはよくあります。用件を切り出す前に「いまお話してよろしいですか」と相手の状況をひとことたずねる心配りが必要です。
路上や街中でのマナー
道の真ん中でいきなり立ち止まっって話をはじめては周囲の迷惑。通行中は、人の流れに逆らわず場所を移すか、人込みを避けて道端などで話すようにしましょう。
携帯電話は、一般の電話よりもマイクが高性能で周囲の騒音をカットしてくれます。騒音で相手の声が聞こえにくいと話す方も大声になりがちですが、普通の声で充分です。また、夜道では声は意外に響くもの。自分が騒音の元にならないように、声のトーンは控えめに。
運転中の通話は禁止!
運転中の携帯電話使用による交通事故が激増したため、携帯電話・PHS等の運転中の使用は道路交通法で禁止されています。電話をとる一瞬や、会話そのものに気をとられると非常に危険。運転前に電源を切っておくか、ドライブモードにします。
こんな場所では電源OFF!
映画館、劇場、美術館、さらに電子機器や医療電気機器を取り扱う病院内、飛行機などの、使用を禁止された区域では、電源を切っておきましょう。